いわてウォッチング

2010年1月号〜 

 

■ 遠野市立博物館        〜遠野市〜          (2010年12月号

 

■ やませ土風館           〜久慈市〜          (2010年11月号

 

■ 八幡平         〜八幡平市・仙北市・鹿角市〜    (2010年10月号

 

■ 室根山                 〜一関市〜            (2010年9月号

 

■ 鯨と海の科学館           〜山田町〜            (2010年8月号

 

■ 釜石大観音             〜釜石市〜            (2010年7月号

 

■ 盛岡手づくり村          〜盛岡市〜          (2010年6月号

 

■ えさし藤原の郷         〜奥州市〜           (2010年5月号

 

■ 盛岡城跡公園           〜盛岡市〜           (2010年4月号

 

■ 岩手県立美術館        〜盛岡市〜           (2010年3月号

 

■ 盛岡八幡宮          〜盛岡市〜            (2010年2月号

 

■ 岩手山       〜滝沢村・雫石町・八幡平市〜       (2010年1月号)            


 

■ 遠野市立博物館 〜遠野市〜

        

 

 「遠野市立博物館」は、昭和55年に日本初の民俗専門博物館として開館し、本年4月にリニューアルオープンしました。
 第一展示室「遠野物語の世界」は、今年発刊100周年を迎えた『遠野物語』の著者・柳田國男が、遠野を旅した時の印象を体感できるゾーンです。シアターでは遠野の美しい風景や民話が上映され、特に水木しげるのオリジナルアニメ「河童淵」と「オシラサマ」が人気を集めています。
 第二展示室「遠野 人・風土・文化」では、遠野の暮らしの文化を豊富な資料とジオラマ、映像、音声などにより、楽しく体験的に知ることができます。
 第三展示室「企画展示室」では、通常は『遠野物語』発刊までの経緯や評価を紹介していますが、来年1月15日から3月13日までは、懐かしい暮らしの写真展「遠野、この郷の記憶」を開催する予定です。
 当館は年末年始も開館していますので、お正月は博物館とあわせて「どぶろく」や「語り」を楽しみに遠野を訪れてみてはいかがでしょうか。

                                         
(岩手経済研究2010年12月号で紹介)

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■ やませ土風館 〜久慈市〜

        

 

 「やませ土風館」(「道の駅くじ」)は久慈市中町の国道281号近くにあり、JR久慈駅から徒歩で7分程の距離に位置しています。
 中心市街地活性化計画の一環として平成20年4月にオープンした当館は、久慈市が運営する観光交流センター「風の館」と、市民からの出資により設立された民間企業、株式会社街の駅・久慈が運営する物産館「土の館」とから構成されています。
 「風の館」では、観光物産情報を提供しているほか、久慈秋まつりで実際に使用されている山車や神輿、久慈市の魅力を伝える郷土資料などを展示しています。また、併設している地場食材レストラン「山海里」では、地元の食材を活かした創作料理が堪能できます。さらに、講演会や会議などで利用可能な多目的ホール・会議室も設けられています。
 「土の館」の物産館では、琥珀などの土産品をはじめ海山の新鮮な地場特産品などを販売しています。また、同館内の「レトロ館」では、昭和をキーワードにしたレトロな街並みを再現しており、昔懐かしいおもちゃなど約5,000点を展示しています。

                                         
(岩手経済研究2010年11月号で紹介)

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■ 八幡平 〜八幡平市・仙北市・鹿角市〜

        

 

 「八幡平」は、岩手県八幡平市、秋田県仙北市、鹿角市にまたがる標高1613mの台地状火山です。八幡平という呼称は、八幡平山頂を中心として八幡沼や茶臼岳、畚岳などを含み、秋田県側の焼山付近に至るエリアの総称としても使われます。
 八幡平という地名は、坂上田村麻呂の蝦夷征伐に由来します。八幡沼のほとりで、八幡大神に戦勝を祈願したとの言い伝えが残っています。
 八幡沼は、八幡平の頂上付近にある、アオモリトドマツの原始林と湿原に囲まれた火口湖です。周辺には、ニッコウキスゲやミズバショウなどの植物が生育しており、例年6月頃から咲き始めます。
 八幡平に自生する植物は約500種類あり、そのうち約150種類の植物を散策道から観察できます。頂上駐車場から鏡沼へ向かう途中に見られるキヌガサソウは、咲き始めの花弁の白さが美しく見事です。
 八幡平頂上から岩手山寄りに下った標高1400m付近には、東日本で最も高所にある温泉として有名な藤七温泉があります。露天風呂からの岩手山、八幡平などの眺めは絶景で、効能豊かな硫黄泉の評判も良く、湯治客にも人気があります。藤七温泉の近くにある蓬莱境では、奇岩怪石が連続する自然の大庭園を堪能することができます。

                                         
(岩手経済研究2010年10月号で紹介)

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■ 室根山 〜一関市〜

        

 

 「室根山」は一関市の東部に位置する独立峰(標高895m)です。山頂付近まで車で乗り入れ可能で、全方位が見渡せる山頂からは、太平洋や早池峰山、快晴の日は遠く金華山まで望むことができます。
 平原状の山頂付近は、ヤマツツジやレンゲツツジの大群落が見事です。見頃を迎える5月下旬から6月中旬にかけては「室根山つつじまつり」が開催され、真紅に染まる山頂の絶景を堪能できます。
 八合目付近にある室根神社は紀州熊野から分霊され、古くから地域住民の山岳信仰の対象として、また、気仙地方の海の安全や大漁祈願の対象として信仰を集めてきました。室根神社では閏年の翌年に「室根神社特別大祭」が開催され、今年は10月22日から三日間開催される予定です。国の重要無形民俗文化財に指定されているこの大祭は、1300年近くの歴史があり、氏子たちが御輿を担ぎ、二手に分かれて神社から山麓まで先陣を競って山を駆け下りる勇壮な伝統行事です。
 また、室根山周辺はパラグライダー、アスレチック、マウンテンバイクなどアウトドアスポーツの盛んなエリアとなっています。「望洋平キャンプ場」や、宿泊施設「大東ふるさと分校」などの設備も充実しています。

                    
(岩手経済研究2010年9月号で紹介)

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■ 鯨と海の科学館 〜山田町〜

        

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「鯨と海の科学館」は、下閉伊郡山田町船越にあり、JR山田線岩手船越駅から徒歩で約10分、国道45号から船越半島側の船越公園内に位置しています。
 当館ではクジラを中心に、いのちの神秘に満ちた海についてさまざまな角度から展示紹介しています。より身近に、また環境問題という地球レベルの視点からも海を知ることができます。
 館内には、昭和62年に三陸沖で捕獲された世界最大級の巨大なマッコウクジラ(17.6m)の原寸復元モデルとその実物骨格標本、ミンククジラの実物骨格標本などが展示されており、クジラの生態などについて学ぶことができます。また、山田湾に生息する多種類の海藻の標本が展示されており、三陸近海などに生息する魚たちが泳ぐ大型水槽もあります。
 さらに、大型画面で立体映像が見られる3Dシアターでは、多種多様の生命を育んでいる海をテーマにした迫力ある映像などを上映しています。

                    
(岩手経済研究2010年8月号で紹介)

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■ 釜石大観音 〜釜石市〜

        
 
 

 「釜石大観音」は釜石市大平町鎌崎半島にあり、釜石市内から車で10分ほどの距離に位置しています。
 「釜石大観音」は、1970年(昭和45年)に市内の明峰山石応禅寺によって、観音菩薩の慈愛により幽明両界の苦悩する人々を救うとともに、世界平和を祈願することを趣旨として建立されました。
 釜石港を見守るように建つ純白の大観音は、全長48.5mの鉄筋コンクリート製で、胸元に魚を抱く魚籃観音です。大観音の内部は13階に分かれ、拝殿、三十三観音安置室などのある1〜3階を経て、4〜10階は七福神胎内巡り、そして11、12階は観音様の抱く魚の上に出る魚籃展望台となっています。
 大観音のとなりには、1975年(昭和50年)にスリランカから敬贈された仏舎利(お釈迦様のご遺骨)を安置する仏舎利塔があります。仏舎利塔は荘厳な白亜の殿堂で、伝統的なインド・スリランカ様式で建立されています。
 慈愛に満ちた大観音の姿は、釜石湾内のいたるところから見ることができ、鉄と魚の町・釜石のシンボルとして広く市民に親しまれています。

                    
(岩手経済研究2010年7月号で紹介)

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■ 盛岡手づくり村 〜盛岡市〜

        
 
 

 「盛岡手づくり村」は、盛岡市繫にあり、国道46号に近接し、盛岡市内中心部から西方に約14q、車で約25分の御所湖畔の一角に位置しています。
 昭和61年に誕生した当村は、盛岡地域の伝統的な地場の産業等を振興育成することを目的とした「みる」「ふれる」「つくる」ことのできる施設です。地域文化に根ざした手づくり製品による生活を提案し、使い手と作り手が直接触れ合って交流する場となっています。
 地域地場振興センターゾーンには、盛岡地域の3,500種を超える地場産品を一堂に揃えた「展示販売室」、当該施設の概要や代表的な産品を紹介する「展示資料室」などがあります。
 工房ゾーンには、南部鉄器、陶器、家具、郷土玩具、民芸品、竹細工、染物、南部煎餅、和・駄菓子、盛岡冷麺の11業種14工房から成る手づくり工房があります。職人の伝統的な手法による「芸と技」を間近に見学することができ、「手づくり体験教室」も開催されています。
 南部曲がり家ゾーンには、盛岡地域に古くから伝わる「南部曲がり家」が復元されています。
 また、本年4月にオープンしたレストラン「大樹」では、地産地消により安心・安全な岩手の旬の味が提供されています。

                    
(岩手経済研究2010年6月号で紹介)

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■ えさし藤原の郷 〜奥州市〜

        
 
 

 歴史公園「えさし藤原の郷」は奥州市江刺区にあり、奥州藤原氏の偉業を顕彰しながら、古代から中世にかけての東北の歴史文化を体感できるテーマパークです。江刺は、藤原氏初代清衡公生誕の地であり、清衡公はここで平泉へ移るまでの時期を過ごし、平和都市平泉の構想を思案したといわれています。
 約20ヘクタールの園内には、清衡公が生を受けた居館・豊田館や藤原氏の政庁など120棟余りの歴史的建造物が、綿密な時代考証に基づき再現されており、浪漫あふれる歴史絵巻の世界が広がっています。三代秀衡公の居館を想定した伽羅御所は、平安時代の寝殿造の様式を再現した日本で唯一の建造物です。また、平泉文化の最高傑作であり象徴でもある金色堂も再現されており、美しさは圧巻です。
 映画やテレビ番組のロケ地としても活用され、最近では昨年の秋、NHK大河ドラマ「龍馬伝」のロケが行われました。
 四季折々には「平安春祭」や「平安夏祭」などのお祭りが開催され、「江刺鹿踊」の定期公演や「牛車の運行」などさまざまなイベントで賑わいます。また桜やサツキ、紫陽花、睡蓮、萩などの花々も彩りを添えています。

                    
(岩手経済研究2010年5月号で紹介)

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■ 盛岡城跡公園 〜盛岡市〜

        
 
 

 盛岡城跡公園(岩手公園)は、盛岡市の中心部に位置し、南部氏二十万石の居城であった盛岡城の跡地に整備された公園です。盛岡城は、要害の地である北上川と中津川の合流地点に位置する丘陵地(旧名・不来方)に築かれた堅固な平山城です。大規模で美しい石垣を持ち、会津若松と白河小峰の二城を加えた、東北地方の石垣造り三代名城の一つとされています。
 盛岡城の築城については、初代盛岡藩主南部信直が1597年(慶長二年)に鋤初め(起工式)を行い、翌年には豊臣秀吉から築城の許可を受け、本格的な工事が始まりました。この工事は信直の嫡子・利直によって引き継がれ、南部氏始まって以来の大事業となり、毎日2千人以上の人夫が動員されました。新たな縄張(設計)により本丸、二ノ丸、三ノ丸などが築かれ、近隣の花崗岩により石垣が巡らされました。
 明治の廃藩置県の後、南部藩が幕府側についたこともあり、盛岡城は1874年(明治七年)に城内建造物のほとんどを取り壊されてしまいましたが、石垣は残り、いまもよく旧状をとどめています。
 公園内は、春は200本あまりの桜が咲き、夏は緑陰の憩いの場となり、秋は見事な紅葉に彩られ、冬は雪景色の石垣がライトアップされます。石川啄木が「不来方のお城の草に寝ころびて・・・」と詠んだ盛岡城跡公園は、市民に四季折々の美しいたたずまいを見せてくれます。

                    
(岩手経済研究2010年4月号で紹介)

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■ 岩手県立美術館 〜盛岡市〜

        
 
 

 「岩手県立美術館」は、盛岡市本宮にあり、盛岡駅の西側、新しい文化ゾーンである盛岡市中央公園内に立地しています。
 同美術館は、萬鐵五郎、松本竣介、舟越保武を中心とする郷土作家の作品を収集、展示し、また、様々なテーマに基づく国内外の作家の企画展を開催しています。講演会やコンサートといった美術に親しむための様々なイベントも開催し、21世紀の岩手の新しい文化施設を目指しています。
 建物は、白く、ゆるやかな曲線を描く鉄筋コンクリートの2階建てです。美術館への入り口であるグランド・ギャラリーは、高さ11m、奥行き120mの巨大な空間となっており、天井や窓から降り注ぐ陽光がグランド・ギャラリーの床に様々な光の模様を描き出します。
 1階には、企画展示室、アートスペース、ホールなどがあるほか、レストラン、ミュージアムショップも設置されています。
 2階には、萬鐵五郎展示室、松本竣介・舟越保武展示室、常設展示室があるほか、ライブラリーや映像ブースなどもあります。
                    
(岩手経済研究2010年3月号で紹介)

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■ 盛岡八幡宮 〜盛岡市〜

        
 
 

 盛岡八幡宮をはじめ、八幡大神(第十五代応神天皇・品陀和気命)を祀る神社は八幡神社(全国で1万社とも2万社ともいわれる)と呼ばれ、大分県宇佐市鎮座の宇佐神宮を本宮とします。八幡大神は王城鎮護、勇武の神として尊崇を集めてきました。
 前九年の役(1062年)に、陸奥鎮守府将軍源頼義・義家父子が、奥州安倍一族平定のため必勝武運を祈願し、山城国男山八幡大神を不来方丘陵の地(現盛岡城跡公園)に勧請したのが盛岡八幡宮の創祀です。当時は、鳩森八幡社と奉称されていました。
 源頼朝公の奥州平定に際し参陣した初代南部光行公は、軍功を立てた後三戸に居城し、八幡大明神を祀りました。崇敬の念が篤かった南部氏は、不来方城築城の際、鳩森八幡社をそのまま城内に祀りました。
 1680年、第二十九代南部重信公は、現盛岡八幡宮の場所に新八幡宮を建立しました。明治維新後、盛岡城(不来方城から改称)はその主を失い陸軍省の所管となり、鳩森八幡社は明治5年に新八幡宮に遷座されました。
 明治17年の盛岡大火などの災害や永年の風雪被害を受けて社殿は再建が繰り返され、現在の社殿は平成9年12月に建て直されたものです。色あざやかな彫刻の施された朱塗りの大社殿が盛岡の顔として堂々たる風格を漂わせています。県下一の大社として、また人々の生活に根ざした信仰や祝い事の拠りどころとして、年間を通して多くの参拝客で賑わいます。

(岩手経済研究2010年2月号で紹介)

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■ 岩手山 〜滝沢村・雫石町・八幡平市〜

        
 
 

 「岩手山」は盛岡市の北西方にそびえる活火山で、滝沢村、雫石町、八幡平市の三市町村にまたがる、県内最高峰(標高2,038m)の山です。富士山型の雄大で秀麗な山容から、南部富士の別名で親しまれています。
 山体は東西2つの火山からなります。西岩手火山の大地獄カルデラは東西約2.5q、南北約1.5qにわたります。カルデラの北側の壁は屏風尾根、南側の壁は鬼ケ城と呼ばれ、火口には御苗代湖、御釜湖、さらに植物群落の“お花畑”が広がっています。
 一方、東岩手火山の鬼又沢カルデラは東西約1.2q、南北約1.7qに達するといわれています。御鉢と呼ばれる火口をもつ薬師岳があり、最も高い地点が岩手山の山頂となっています。その火口の中にある妙高岳の火口は、御室と呼ばれています。
 また、北斜面の「焼走り熔岩流」は、享保17年(1732年)の大噴火で流出し形成されたもので、国の特別天然記念物に指定されています。
 柳沢口などの登山口には岩手山神社が祀られており、登山道には多くの石碑や石仏が並んでいます。また、山頂にある岩手山神社の奥宮には権現様が祀られており、御鉢には63基の観音像が立ち並んでいます。
 この岩手山信仰は、大同2年(807年)、坂上田村麻呂が陣を敷いた所を巌鷲山田村明神として祀り、さらに巌鷲権現として岩手山頂に勧請したのがはじまりであるといわれています。古くから信仰の対象となってきた「岩手山」の山頂で御来光を拝むのも、山岳信仰の名残です。

(岩手経済研究2010年1月号で紹介)

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