いわてウォッチング

2012年1月号〜 

■ 宮沢賢治記念館                      〜花巻市〜               (2012年5月号)
■ 浄土ヶ浜                       〜宮古市〜               (2012年4月号)
■ 骨寺村荘園遺跡          〜一関市〜               (2012年3月号)

■ 岩洞湖                     〜盛岡市玉山区〜            (2012年2月号)
■ ほっとゆだ                       〜西和賀町〜          (2012年1月号)

 

■ 宮沢賢治記念館 〜花巻市〜

 

 

 

 東北本線花巻駅から車で15分、新幹線新花巻駅から車で3分、花巻市街地の北西に位置する胡四王山(こしおうさん)の中腹に宮沢賢治記念館があります。

 当館は、詩や童話、教育、農業、科学と多彩な活動を繰り広げた賢治の世界に親しんでもらうための施設で、賢治の50回忌を迎えた昭和57年9月に開館し、今年30周年を迎えます。全国各地から観光客や賢治の愛好者など多くの人々が訪れ、文学記念館としては全国屈指の来場者数を誇ります。

館内は、賢治をめぐるその環境・信仰・科学・芸術など8部門から構成されており、自筆原稿や愛用のチェロなどの展示のほか、映像で視覚的に把握することができます。

 これら常設展示に加え、賢治の世界を様々な切り口から読み解く企画展も行われています。現在は、昨年6月に平泉が世界文化遺産に登録されたことを記念して、特別展「平泉と賢治―平泉訪問100年―」を開催しています。6月30日までの期間限定で金色堂前の詩碑にもなっている賢治自筆の草稿「中尊寺」を特別公開しています。

また、記念館の周辺には賢治に関連する施設も多く、童話「注文の多い料理店」にちなんで名付けられたレストラン「山猫軒」や賢治の童話の世界を体験できる「賢治童話村」などがあります。記念館とあわせて賢治の理想郷、イーハトーブの魅力に触れることができます。

☆開館時間:8時30分〜17(受付1630分まで)

☆休館日:1228日〜1月1日

☆入館料:一般350円、高校生・学生250円、小・中学生150円

☆TEL:0198‐31‐2319

                                        
(岩手経済研究2012年5月号で紹介)

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■ 浄土ヶ浜 〜宮古市〜

 

浄土ヶ浜

   

 

 宮古市の浄土ヶ浜は、三陸海岸を代表する景勝地として昭和29年に岩手県指定名勝の第一号となったほか、平成以降も環境省のかおり100選や快水浴場百選などに選定されています。

 この浄土ヶ浜という地名は、今から300年以上前に地元常安寺七世の霊鏡和尚が「さながら極楽浄土のごとし」とたたえたことから名付けられたといわれています。浜の対岸に見える半島部分が入り江を形成し、白い岩肌と緑色の松が青い海に映えて美しい景観をつくり出しています。

 東日本大震災によって、海岸沿いの遊歩道と一部の周辺施設が被災しましたが、遊覧船とサッパ船(小型の漁船)の遊覧は、昨年の夏から営業を再開しており、海上からも変化に富んだ海岸美を楽しむことができます。

 今年1月には、松に彩られた流紋岩の岩塊と礫浜からなる優秀な風致景観の海浜として、国の名勝にも指定されました。

 浄土ヶ浜周辺では、環境省の「浄土ヶ浜ビジターセンター」や「岩手県立水産科学館」などの施設があり、このうちビジターセンターでは、浄土ヶ浜の自然のほか、写真・映像等による陸中海岸国立公園の紹介も行っています。

 また、浄土ヶ浜の背後地に当たる臼木山は、ビジターセンターから徒歩で約5分のお花見スポットとして親しまれています。全国各地から集めたさまざまな桜の木が植えられており、例年4月中旬から5月上旬に見頃を迎えます。

                                        
(岩手経済研究2012年4月号で紹介)

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■ 骨寺村荘園遺跡 〜一関市〜

 

   骨寺村荘園遺跡

 

 一ノ関駅から車で西に約30分、四方を山に囲まれた一関市厳美町の本寺地区に骨寺村荘園遺跡があります。この地域は、かつて奥州藤原氏が栄華を極めていた時代に中尊寺の荘園とされた所で、現在もなお当時の面影をとどめている全国的にも貴重な遺跡です。
 この遺跡は、中尊寺に現存し国の重要文化財に指定されている2枚の「陸奥国骨寺絵図」にも描かれ、山王窟や慈恵塚など複数の史跡から構成されています。また、絵図に描かれた水田と屋敷を中心とする領域は、中世以来の田屋敷型散居集落の景観を今に残すものとして平成18年に国の重要文化的景観に選定されました。本寺地区の文化的景観の最も重要な要素は、現地の微地形を反映した曲線状の農道・用水路・畦畔群で、伝統的な農村の景観を維持するため市や関係機関を中心に保全活動が行われています。
 昨年の7月には遺跡ガイダンス施設として「骨寺村荘園交流館若神子亭」が開館しました。遺跡に通じる道の大半が未整備でガイド案内が必要なため、同館では一関地方の史跡・名勝等に詳しい「いわいの里ガイドの会」による案内も行っています。併設するレストランでは、郷土料理を代表する「はっと」や地区特産で形状の長いかぼちゃ「南部一郎」を使ったうどんなどが賞味できます。

                                        
(岩手経済研究2012年3月号で紹介)

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■ 岩洞湖 〜盛岡市玉山区〜

 

   岩洞湖

 

 本州一の極寒の地として知られている盛岡市玉山区藪川にある岩洞湖は、岩手山東麓の水田灌漑や水力発電を目的に、1960年に完成した人造湖(ダム湖)です。標高約700メートルの北上山地に位置し、面積は中禅寺湖、湖岸線の距離は十和田湖に匹敵する広大な規模を誇ります。湖畔にはシラカバやナラなどの広葉樹が群生し、新緑や紅葉による四季折々の美しい景色を見ることができます。2005年には、日本のダム湖百選に選ばれました。

 岩洞湖周辺にはアウトドアの施設が充実しており、豊かな自然を満喫することができます。湖の北側にある岩洞湖家族旅行村には、キャンプ場やピクニック広場、おまつり広場などが整備されており、毎年9月にはおまつり広場をメイン会場に岩洞湖まつりが開催されています。渓流釣りや丸太切り大会などのイベントが行われ、多くの家族連れなどで賑わいます。

 この時季の岩洞湖の魅力は氷上のワカサギ釣りです。湖が凍結し氷の厚さが15センチ以上となる概ね1月中旬から3月中旬頃までの間、氷上ワカサギ釣りが解禁されます。岩洞湖は東北地方を代表する氷上ワカサギ釣りのメッカでもあり、シーズン最盛期には県外からもたくさんの釣人が訪れ、色とりどりのテントが氷上に広がります。釣った魚をその場で調理して食べることも楽しみのひとつで、氷上で食べるワカサギのフライや天ぷらは絶品です。

 湖畔の岩洞湖レストハウスでは釣具やアイスドリル、テントなどのレンタルのほか、釣ったワカサギの調理も行っており、初心者が手ぶらで訪れても十分に楽しむことができます。

                                        
(岩手経済研究2012年2月号で紹介)

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■ ほっとゆだ 〜西和賀町〜

 

   

ほっとゆだ

 「ほっとゆだ」はトンガリ屋根の時計台が特徴的なJR北上線ほっとゆだ駅舎内にある全国的にも珍しい駅ナカ温泉施設です。

 泉質は弱アルカリ性で動脈硬化や切り傷、やけどなどに効能があるとされており、朝早くから地元の人々に利用されています。

 あわ風呂、寝風呂などがある大浴場でひときわ目に付くのが壁に設置された信号機です。列車到着の目安を知らせるためのもので、列車が到着する45分前に青、30分前に黄、15分前に赤と点灯し、乗り遅れ防止に一役買っています。「ほっとゆだ」の名物でもあるこの信号機を見るため途中下車する旅行者もいるほどです。

 「ほっとゆだ」の周辺には砂風呂「砂ゆっこ」と洞窟風呂「穴ゆっこ」の二つの温泉施設があります。砂ゆっこは東北地方初の砂風呂で、町で採れる天然けい砂を温泉のお湯で熱しているため体の芯まで温まります。腰痛をはじめ、肩こり、冷え性などに効能があるとされています。穴ゆっこはかつてこの地区に存在していた鉱山の坑道をイメージした洞窟風呂で、中は湯気がこもるためスチームバスの効果もあります。

 県内随一の豪雪地帯でもあるこの地域では雪合戦が有名です。毎年、地元の湯田小学校で「ほっとゆだ北日本雪合戦大会」が行われており、今年は1月28日、29日に開催される予定です。

                                        
(岩手経済研究2012年1月号で紹介)

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